一氾文学会

第7回年次大会+総会記録

合宿所が運営再開し、数年ぶりに相模湖畔での合宿を兼ねた本格的な3日間開催となりました。発表予定人数が多く、余裕のないタイムテーブルとなり、また暑さやコロナ等で体調を崩し部分参加となる人や参加日時を変更を余儀なくされる人が多く出て、臨機応変にプログラムを組み換えながら実施することになりました。発表予定でいながら当日欠席せざるをえなくなった人がいたのはたいへん惜しまれましたが、ともかくも全体を挙行できたのは喜ばしいことでした。総会では会計報告・活動報告及び今年度の会費徴収(任意)を行いました。スケジュールの都合上基調講演は総会とは別の日に行われましたが、最も参加人数の多いタイミングで基調講演を行うことができたのは幸いでした。

*氏名右横に*印のある者は9/10時点での会員です。

第1日 9/8(土)
14:30 - 開会の辞
15:00 - 17:30 研究発表会 テクスト発表(全体会)1
  • シュウ スウギョウ 「メタシネマの顔をしているマンガ『さよなら絵梨』」
<夕食>
19:30 - 21:00 研究発表会 テクスト発表(分科会)2
  • 浦野歩* 「絵本『のでのでので』における「ので」遊びについて」
  • 佐々木智大* 「Searle「フィクションの論理的身分」への反論」
第2日 9/9(土)
9:00 - 11:30 研究発表会 テクスト発表(分科会)3
  • 石附鈴之介* 「「武器」になる「童貞」という業――「を」から「が」への転換」
  • 齋藤英明* 「短歌論――「売りにゆく」と語りはじめること、語りを期待することについて」
<昼食休憩>
12:30 - 15:00 研究発表会 テクスト発表(分科会)4
  • 嶺村慧* 「失われた言語を求めて――エクソフォニー・デリダ・李良枝」
  • 高田一夫 「音楽理論の構想」
  • 間野明美 「デ・キリコの「イタリア広場」に描かれるもの」
  • 西原叶望* 「夏休みなので塩を作る」
15:30 - 18:00 パネル企画1
  • 下山田周平*・後藤慧*・納谷耕世* 「記述道中見聞記 みる きく よむ――人文的実験」
<夕食>
19:00 - 20:30 パネル企画2(基調講演)
  • 長田祥一*・浦野歩*・渡邊弘喜*・阿部修登*「Logostellation説明会――人文的改革の実効的手段としてのソフトウェア開発」
第3日 9/10(日)
9:00 - 11:30 研究発表会 テクスト発表(分科会)5
  • 原口直希* 「映画『義人呉鳳』(1932)におけるプロパガンダ的作用」
  • 土屋結花* 「様々なズレについて――多和田葉子『変身のためのオピウム」
  • 山田栄官* 「『ねじまき鳥クロニクル』における〈ギターケースの男〉の登場」
<昼食休憩>
12:30 - 13:00 一氾文学会総会
13:00 - 閉会の辞