一氾文学会

第8回年次大会+総会記録

今年度は運営委員会メンバーが各自極めて多忙であったため、準備の都合上、合宿所ではなく一橋大学国際研究館での2日間開催となりました。準備期間が短かったので発表人数は多くありませんでしたが、2つの分科会ともに特段の支障を生じることなく充実した議論を行うことができました。また、基調講演に替えて会員有志による部外事業報告が行われ、2日目の全体発表セッションでは、同じく会員有志が構成する(株)ロゴステラの開発になるディスカッション・コーディネート・ツール「Logostellation」がオフィシャル・リリースに先立って用いられました。総会では会計報告・活動報告及び今年度の会費徴収(任意)を行いました。

*氏名右横に*印のある者は9/7時点での会員です。

第1日 9/7(金)
12:00 - 開会の辞
12:05 - 14:35 研究発表会 テクスト発表(分科会)1
  • 嶺村 慧* 「一つの声に導かれるとき――李良枝作品におけるある声の経験について」
  • 佐々木 智大* 「「生成」——フィクション作品における作者の言語行為」
<休憩>
15:00 -  一氾文学会 総会
15:30 - 17:30 客員発表
  • サントリー文化財団研究助成成果報告*「議論分析事始──議論の現在的な軛の破壊を目指して」
<休憩~夕食~懇親会>
  • 「みんなでつくろう限界レシピ」
第2日 9/8(日)
10:00 - 12:30 研究発表会 テクスト発表(分科会)2
  • 土屋 結花* 「多和田葉子Opium für Ovid における監視と読書の関係について」
  • 山田 栄官* 「村上春樹『風の歌を聴け』における内省のありようについて 」
  • 原口 直希* 「映画『義人呉鳳』(1932年)のショット連鎖がもたらす意味作用 」
<昼食休憩>
14:00 - 16:30 研究発表会 テクスト発表(全体会) 【議論アプリケーション"Logostellation"使用】
  • ヤニクサヌス・ムサシヌス* 「persona ficta ――トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』序文が見失った、とある概念について」
16:30 - 閉会の辞